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2026年5月24日

リフレーミングで変わる子育て|「ダメ」を肯定に変える基本と例

「落ち着きがない」を「好奇心旺盛」、「こだわりが強い」を「自分の世界を大切にできる」。リフレーミングは、お子さまの行動を別の角度から見る視点の置き換えです。基本の考え方と日常での実践例をやさしく解説します。

執筆:ミルルン編集部
親子で絵本を読み合う穏やかな時間

お子さまの「落ち着きがない」が気になっていた保護者の方が、ふとした瞬間に「好奇心が旺盛なんだな」と気づくことがあります。

事実は変わっていないのに、見方が変わると、関わり方も変わる。これがリフレーミングの基本です。

この記事では、子育てに取り入れられるリフレーミングの考え方と、日常で使える例をやさしく整理します。

この記事の要点

  • リフレーミングは「同じ事実を別の角度から見る」視点の置き換え
  • 「美化」や「強がり」ではなく、事実の別の側面を見ること
  • 即効性ではなく、積み重ねで自己肯定感を育てる
  • 命に関わる場面では普通に「ダメ」と伝えてよい

リフレーミングとは

リフレーミングとは、同じ事実を別の角度から見る視点の置き換えのことです。 心理学やコミュニケーションの分野で使われてきた考え方で、近年は子育てや教育の文脈でも広く知られるようになりました。

「落ち着きがない」を「好奇心が旺盛」と言い換えるのは、事実を否定したり美化したりしているわけではありません。お子さまの行動には複数の側面があり、そのうちのポジティブな側面に光を当てる——それがリフレーミングです。


代表的なリフレーミング例

子育てでよく出てくる「気になる行動」を、リフレーミングで見るとどう変わるか整理します。

気になる見方リフレーミング後
落ち着きがない好奇心が旺盛で、いろいろなものに気づける
こだわりが強い自分の世界を大切にできる
切り替えが苦手一つのことに集中できる
マイペース周りに流されず自分のリズムを保てる
おしゃべりが止まらない言葉で気持ちを伝えるのが上手
人見知りが激しい相手をよく観察してから関わる
完璧主義質にこだわれる
飽きっぽい興味の幅が広い
頑固自分の考えを持っている
心配性慎重で危険を察知できる

詳しい年齢別の声かけ例は 子どもへの「声かけ」を変える|リフレーミング例文50パターン で紹介しています。


リフレーミングは「美化」ではない

ここで誤解されがちなのが、「リフレーミング=悪いところを良いことにする」という捉え方です。

リフレーミングが目指すのは、事実の別の側面を見ることであって、事実を否定したり都合よく解釈したりすることではありません。

たとえば「落ち着きがない」と「好奇心旺盛」は別の言葉ですが、どちらもお子さまの一部を表す事実です。「落ち着きがない」だけを見ると困りごとに、「好奇心旺盛」だけを見ると魅力になる。両方が真実なのです。


家庭でリフレーミングを取り入れる3つのステップ

ステップ1:自分の中の「気になる言葉」に気づく

「うちの子は〇〇すぎる」と思った瞬間、それがリフレーミングのチャンスです。

ステップ2:別の言葉に置き換えてみる

「〇〇すぎる」を「〇〇できる」に言い換えてみましょう。

  • 「うるさすぎる」 → 「表現力が豊か」
  • 「神経質すぎる」 → 「細やかに気がつく」

ステップ3:お子さまに伝える

家族の中で言葉が変わると、お子さま自身の自己理解も変わります。「あなたって〇〇できるね」と伝えてみてください。


注意:リフレーミングを使わない場面

リフレーミングは万能ではありません。次のような場面では普通に伝えることが大切です。

  • 命や安全に関わる場面:「ダメ」「危ない」とはっきり伝える
  • 他人を傷つける行動:「叩かない」「言葉で伝えて」と毅然と
  • お子さまの体調や生活リズムが大きく崩れているとき:専門家への相談を優先

リフレーミングは日常の積み重ねの中で少しずつ取り入れるものであり、緊急時の判断とは別物です。


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まとめ

  • リフレーミングは「同じ事実を別の角度から見る」視点の置き換え
  • 美化や強がりではなく、事実の別の側面を見ること
  • ステップ:気づく → 言い換える → 伝える
  • 命や安全に関わる場面では普通に「ダメ」と伝えてよい

ご家族の言葉の選び方が少しずつ変わると、お子さまの自己肯定感も家族の空気も柔らかくなります。


この記事の監修・執筆

ミルルン編集部(株式会社ヴィリング)

参考文献・出典

  • 認知行動療法の枠組み(一般概念)
  • 障害福祉サービスにおける家族支援関連資料

よくある質問

Q.リフレーミングとは何ですか?
リフレーミングとは「同じ事実を別の角度から見る」視点の置き換えのことです。子育てでは「落ち着きがない」を「好奇心が旺盛」、「こだわりが強い」を「自分の世界を大切にできる」など、ネガティブな表現を肯定的に置き換える視点として用いられます。
Q.リフレーミングは「美化」や「強がり」とは違うのですか?
違います。リフレーミングは「悪いところを良いことにする」のではなく、「同じ事実を別の角度から見る」ことです。たとえば「落ち着きがない」と「好奇心旺盛」は別の表現ですが、どちらも事実の一部です。事実を否定したり美化したりするものではありません。
Q.子どもにリフレーミングの声かけをすると、何が変わりますか?
即効性のある変化を期待するものではありません。日々の言葉の選び方を整えていく中で、ご家族の関わりが柔らかくなったり、保護者ご自身の見方が少しずつ変わったりするきっかけになります。
Q.全ての場面でリフレーミングを使うべきですか?
いいえ。たとえば命に関わる危険な場面では「ダメ」とはっきり伝える必要があります。リフレーミングは日常の声かけや見方の中に少しずつ取り入れていくものです。
Q.ミルルンはリフレーミングをサポートしますか?
はい。ミルルンの「詳しい結果・関わり方ガイド」(プレミアム機能)では、お子さまの特性に合わせた声かけ例をリフレーミング視点で提案します。月額1,408円(税込)でご利用いただけます。

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