おうちではじめる発達支援 ミルルン ← コラム一覧

2026年6月2日

言葉の発達がゆっくり|家庭でできる関わり方と相談タイミング

「うちの子、言葉がゆっくりかもしれない」。3〜5歳のお子さまの言葉が気になるご家族へ、家庭でできる関わり方と相談のタイミングを整理します。

執筆:ミルルン編集部
親子で絵本を読み合う時間

「同じ年齢のお友達はもうおしゃべりしているのに、うちの子はまだ…」。

お子さまの言葉の発達は、ご家族がもっとも気にしやすいポイントの一つです。この記事では、3〜5歳のお子さまの言葉の発達がゆっくりなご家族に向けて、家庭でできる関わりと相談のタイミングを整理します。

この記事の要点

  • 言葉の発達は個人差が大きく、目安だけで判断しない
  • 「話せる量」より「言葉を使う意欲」を見る
  • 家庭でできる関わりは ①絵本 ②興味に合わせた声かけ ③言葉を待つ
  • 気になることが続く場合は早めに専門機関へ

言葉の発達の一般的な目安

年齢一般的な目安
1歳半意味のある単語が数語
2歳2語文(「ワンワン いた」など)
3歳3〜4語文、簡単な会話
4歳過去・未来の会話、語彙の急速な増加
5歳出来事を順序立てて話せる

ただし、これらは目安であり、お子さま一人ひとりに大きな個人差があります。目安に当てはまらない=発達が遅いということではありません。


「言葉の発達」を見る5つの視点

「言葉が出る/出ない」だけでなく、複数の視点で見ることが大切です。

視点観察ポイント
理解こちらの言葉を理解しているか
表出単語・2語文・会話などの表現
意欲言葉を使おうとする態度
非言語表情・指差し・ジェスチャー
やり取り相手の言葉を受けて反応するか

ミルルンのじっくりチェックの「言語・コミュニケーション」領域では「語彙」「会話のやりとり」「指示理解」「音韻の意識」の4観点で整理できます。


家庭でできる4つの関わり

1. 絵本の読み聞かせ

絵本は言葉のシャワーとして最も気軽に取り入れられる関わりです。お子さまの興味に合わせて、

  • 短いお話を繰り返し読む
  • お子さまが気になる絵を一緒に見る
  • 出てきた言葉を真似てみる

2. お子さまの興味に合わせた声かけ

お子さまが見ているもの、触っているものに対して、お子さまの視線に合わせて言葉を添えます。

  • 「ワンワン、おおきいね」
  • 「あ、見つけたね、お花だ」

「話してごらん」と促すより、お子さまの世界に言葉が入る経験を増やすことを大切に。

3. 言葉を待つ余裕

お子さまが何かを言おうとして詰まったとき、すぐに代弁してしまうと、お子さま自身が話す機会を失います。

数秒、お子さまが言葉を組み立てる時間を待ってあげるだけで、表現の機会が増えます。

4. 語尾を真似してあげる

お子さまの「ワンワン」に「そうだね、ワンワンだね、大きいワンワンね」と返してあげることで、言葉を広げる経験を作れます。


専門家への相談のタイミング

家庭で見守りながらも、次のサインがあれば早めの相談をおすすめします:

  • 健診(1歳半・3歳)でフォローアップが必要と言われた
  • 名前を呼んでも振り向かない
  • 視線が合いにくい
  • 言葉だけでなく、コミュニケーション全般に大きな不安がある
  • ご家族の不安が続く

相談先:

  • かかりつけ小児科
  • 地域の保健センター
  • 児童発達支援センター(言語聴覚士のいる施設)
  • 発達障害者支援センター

言葉の発達と他の領域の関係

言葉の発達は単独ではなく、他の領域と密接に関わっています。

  • 健康・生活:規則的な生活リズム・食事の咀嚼が言葉を育む基盤
  • 運動・感覚:口腔機能・聴覚処理の発達が土台
  • 認知・行動:物事の理解・記憶の発達が支える
  • 社会性・人間関係:話したい・伝えたい気持ちが原動力

「言葉だけ」を見るのではなく、お子さまの育ちの全体像で見ることが大切です。


ミルルンで言葉の発達を整理

ミルルンは、株式会社ヴィリングが2026年6月から提供する、3〜12歳の発達が気になるお子さまとご家族向けの家庭療育Webアプリ(プレミアム月額1,408円税込/無料機能あり)です。 言葉の発達を5領域の中の「言語・コミュニケーション」として整理できます。

  • かんたんチェック(無料・30問):5領域の全体傾向
  • じっくりチェック(プレミアム・90問):語彙・会話・指示理解・音韻の意識
  • おうち療育提案:言葉を引き出す遊び・絵本紹介

関連コラム


まとめ

  • 言葉の発達は個人差が大きく、目安だけで判断しない
  • 「話せる量」だけでなく「意欲」「非言語のやり取り」も見る
  • 家庭でできる関わり:絵本/興味に合わせた声かけ/言葉を待つ/語尾を真似る
  • 気になることが続く場合は早めに専門機関へ

ミルルンのじっくりチェックで言葉の発達を含む5領域を整理してみてください。


この記事の監修・執筆

ミルルン編集部(株式会社ヴィリング)

参考文献・出典

  • 日本言語聴覚士協会関連資料
  • 母子保健法 第12条・第13条

よくある質問

Q.何歳までに言葉が出ないと「遅い」のですか?
一律の基準はありませんが、1歳半健診で意味のある単語が出ない、2歳で2語文が出ない、3歳で簡単な会話が成り立たないなどが目安として語られることがあります。ただし個人差が大きく、目安だけで判断せず、お子さまの全体像を見ることが大切です。
Q.言葉がゆっくりだと知能の発達も遅いのですか?
必ずしも一致しません。言葉の表出と知的発達は別のラインを持つお子さまも多くいます。理解はできているけど話せない場合、話せないけど表現は豊かな場合など、組み合わせは様々です。
Q.言葉を引き出すために家庭でできることは?
絵本の読み聞かせ、お子さまの興味に合わせた声かけ、お子さまの言葉を待つ余裕、語尾を真似してあげる関わりなどが基本です。「話させる」より「話したくなる関わり」を意識します。
Q.言葉が遅いとき、どこに相談すればいいですか?
かかりつけ小児科、地域の保健センター、言語聴覚士(ST)がいる児童発達支援センター、発達障害者支援センターなどが相談先になります。1歳半・3歳健診のフォローアップを活用するのも一つの方法です。
Q.ミルルンは言葉の発達観察にどう役立ちますか?
ミルルンの「じっくりチェック」(プレミアム・90問・20下位項目)には「言語・コミュニケーション」領域として「語彙」「会話のやりとり」「指示理解」「音韻の意識」が含まれており、お子さまの言葉の発達を多角的に観察できます。月額1,408円(税込)。

「気になる」を「わかる」に。

ミルルンは、3〜12歳の発達が気になるお子さまとご家族のためのWebアプリです。家庭で3分のチェックから始められます。

ミルルンを試してみる →